森の生活に見るロハス

LOHAS 自分と社会に心地良い生き方

 | メール | 掲示板 |

ホーム > 森の生活に見るロハス > 田舎暮らしの楽しみ > 夜釣り


田舎暮らしの楽しみ
夜釣り


【かつて私は、月のない暗い夜を見はからい、しばしば親しい友のひとりと連れだって、それっとばかりにドキドキしてこの池に通いました。水ぎわで火を焚き--焚き火の光で魚を引き寄せるつもりでした。--一束のミミズを餌に、ナマズを釣りました。夜も更けて釣果に満足すると、最後の燃えさしを、ふたりで打ち上げ花火のように華々しく空高く放り上げ、そして、池面に最後の火が落ちたとたん、力強いシュッという音と共に、暗闇の手探りの世界に放り出されました。私たちは、その暗闇の中を、口笛を吹きながら村の家へと歩いたものでした。その私が、今やウォールデン池の岸辺近くに家を持ってくらして居ます。】(第九章「池」p223より引用)

ソローは釣りを楽しみ、その描写もしばしば出てきますが、これはひときわ楽しげなシーンのように思います。自分が放り投げた光を合図に世界全体が闇の世界へ沈んでいくのを見るというのはなんと率直な自然との戯れ方かと感心します。
 さあ、人里離れて森の中へ、と思った時に、実際的に私が引っかかるのは、実は私は完全な暗闇が怖いということです。どんな獣が出てくるものか知らないし、夜目が利かなくていつ転ぶか分からないし、オバケとかいたらどうしよう・・・という、”無駄な不安”にまごまごしてる訳ですが。いかに闇のない所で生きてきたか、という証だと思いますし、あまり健康なことでないのかもしれないですね。ソローの夜の美しさを書く文章に触れて、少しずつ、夜の完全な暗闇の中でひとりで寝ることも楽しむようにはなったのですが、相変わらず灯りのない夜道は歩けません。


更新日:2006-06-27


<<前のページ | 次のページ >>

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 

広告 文学少女の本棚


広告のカテゴリ





noraのホームページ >> | オホーツクの花や風 | お気に入りの旭山動物園 | H.D.ソローの森の生活プチガイド | 北海道をカヌーで旅する | オホーツクの原生花園 | オホーツクの自然と遊ぼう |



Copyright (C) 2006 nora All rights reserved. WebMaster nora

掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信・出版物への掲載等を禁じます