森の生活に見るロハス

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スローフード
スローフードとは


スローフードはファーストフードに対するアンチテーゼとしてできた新しい言葉です。
大量生産、大量流通、食の均質化、食品添加物など諸々の問題に対して
それとは立場を異にする食生活のことで、
具体的にあれやこれの食品を指すわけではなく、
食についてもっと考えたり、楽しんだりすることや
風土に根ざした食材を大切にする思想などをさしています。
1980年代イタリアから始まり今は世界のあちこちで展開される動きです。

さて、ソローです。
スローフードという言葉もファーストフードという言葉もない時代の人ではありますが、鉄道網が急速に伸び、めまぐるしい勢いで社会が変わるまっただ中を生きていました。崩壊していく自然や変わっていく人の暮らしを目の当たりにしながら、ソローは森に入ってまず自分の暮らしを洗いざらい真剣に検討してみます。
食生活についても彼らしく根本から全て考え直し、改革してみました。

まずは必要なものはできるだけ自分の手で作り出すこと。
自給自足に近い形での生活を目指し、豆畑と家庭菜園を作りました。
時々は野性の木の実などを収穫して食べたり、カエデから甘味料を作ったりもしています。

それから自らを欲望の奴隷とするような食品には手を出さないこと。
お金を稼ぐことに大切な時間を費やさずにすむようにと高価な食品は遠ざけました。
お茶やコーヒーをやめて水を飲み、バターや肉もやめています。

それから簡素に暮らす為に取り扱いに手間の掛かる食品を遠ざけること。
肉や魚をやめ、植物質の食品を主に食べることにしています。
そして温度管理が煩わしいとの理由でパン種(本文より恐らくはイースト菌)もやめました。

こうしてソローは自分で考えた結果、周囲の目には非常識と映った生活を敢行しました。
粗食だからスローフード、というのではなく、
食べるということを人生に関わる大切な問題として捕らえ、
自分で考えて自分のために選んだ食生活という点において本来の意味でのスローフードなのではないでしょうか。

森の生活の本文の中から、ソローの食べたものについてのエピソードをいくつかピックアップしてみます


更新日:2006-06-18


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