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ミニマムライフ
家事


【私は家事も楽しみでした。家の床が汚れると、私は早く起き、寝具、寝台、家具などのすべての家財道具を外に出し、草の上に並べ、床に水をかけ、湖畔の白い砂をまき、箒でしっかり掃いて、白くきれいにしました。こうして私は、村の人たちが朝食で仕事を中断しているころには、射し込む朝日ですっかり乾いた床にふたたび上がり、瞑想の時間をほとんど削らずに掃除をすませていました。】(第四章「音」)

ソローの生活に関わる時間はできるだけ減らすけれども、でも残ったミニマムの暮らしは楽しんでする、
というのも素敵な暮らし方です。

ソローの家が随分と閑散としているのを見たご婦人が玄関マットをくれる、と申し出てくれたけれども、
掃除の手間が掛かるのでそれを断った、という文章があります。
それから机の上に拾ってきた石を飾っていたけれども、埃がたまるので捨ててしまった、ということも書いています。
物を持ち込むことというのはあんまり知恵はいらないのですが
持ち込むのを断ったり、処分したり、というのはなぜだか知恵がないとできないものです。

私も散らかるものは基本的に捨てています。
なんだか乱雑になってきたな、と思ったら、それをかたづけるのではなく、処分する。
散らかるものや埃のたまるものというのは、大抵要らないものなんですよね。
私はデスク周りと台所が基本的に自分の居場所なので、
デスク周りだと本や雑誌、それから文具が時々散らかってしまうものです。
汚れていない本は図書館に持っていって寄付したり、
使わない文具は処分するか、バラして使えるところだけとっておくなどします。
だいたい一ヶ月触らないものは捨てます。
衣類もシーズンなのに手に触れていないものがあれば、切って雑巾にすることが多いです。

無い物は汚れないし、大切なものだけあれば、家事は楽しいものです。

湖畔に住んでいる訳ではないので、白い砂はまけませんが
地元で栽培されているハッカオイルを水で希釈したものをスプレーしながら
箒でさっさと埃を掃きだすのが天気の良い日の私の家事です。
なかなか楽しいものです。


更新日:2006-06-17


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