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失われた時を求めて(1(第1篇))
失われた時を求めて

全13巻 さすがに読み通していません(第一章の「スワン家の方へ」しか読んでない) 時間的精神的によほど余裕がないとなかなか手にも取れないのですが。 こういう本を開くことができるような暮らし方をしたい、という気持ちもあってあえて読み始めた感じもあったでしょうか。格調高い良い文章だと思います。 でも、この人生で最後まで読み終えることはないだろうなあ。 そういう意味では何となく不思議な本。一体何人の日本人が最後まで読んでいるのかな。 「お話に出てくる食べ物」好きの私には、かの有名な紅茶に浸したマドレーヌのシーンに圧倒的に惹かれます。 レビュー等を調べてみると最終章の「見いだされた時」から読むのが通好みの様子? 
ダロウェイ夫人
ダロウェイ婦人

OL生活をしていた頃に、一番よく読んでいた本の中の一冊です。 最初に読んだ時は「なんだ、これ」と思って途中で辞めてしまいました。 文章の美しさには確かに惹かれるものがあったのだけど、どこまで読んでも同じじゃないか、って気がして投げ出してしまったんです。 読んでいるうちにだんだん好きになってきて何度も読みました。 哀しいけれど熱くはならなくって醒めている感じが好きです。 年配の、寂しい、お金持ちの女性の、淡々とした一日のお話です。 
シッダールタ
シッダールタ

大学を卒業する年頃に一番良く読んでいた本です。 文庫版で旅にも持ち歩いて何冊もボロボロにしましたが、ここ数年は読み返していないです。 人生の中で一番逆上していると思われる学生時代、私もご多分に漏れず 前も見ずに暴走しては何もないところでつまずいて転ぶ日々でしたが 「あんた、物事はなんでも丁度良いところにしとかんと。極端はいかんよ。」 というようなことを、分かりやすく語りかけてくれた年長の友人のような一冊でした。 傍線引いたり、抜き書きしたり、受験時代の教科書の次に汚した本です。 新潮文庫の版で持っていたので、ジーンズのポケットに突っ込んで持ち歩きました。 青春の思い出。 
魂にメスはいらない
魂にメスはいらない

河合隼雄氏が好きで、手に入りやすいこともあり、何冊も読んでいます。 周辺の色々な事象を自分自身の心に強く反射させて考える、という私の思考回路は、おこがましいですがこの人の影響を随分強く受けているのじゃないかと思います。 寄り添って見守る、醒めていて暖かいまなざしにいつも感動。 児童文学についても沢山書いていらっしゃって、ケストナーを好きになったのは、氏のおかげです。 

ウォールデン 森の生活

今泉吉晴氏の名訳で読みやすくなった、と評判の版です。何度か読み返しましたが、読みやすいとは、言えないと思うなあ。でも今までの訳と比べるととても平易で生き生きとして分かりやすいです。ちょっと、これは言い過ぎじゃないの、とか、皮肉っぽい文明批判だらけじゃないの、とか難はいくつも言えるようにも思いますが、私は凄く好きです。「この世で生を営むことは楽しいことに違いない」というこの断言はいつでもとても勇気づけられるのです。大型の本なのですが頑張って旅に持ち歩きました。 
銀河鉄道の夜
銀河鉄道の夜

本当は宮沢賢治ってあまり良く分からないのですが。ある朗読のCDを繰り返し聞く内に「ああ、そういうことかあ」と思うようになりました。はてこの童話にどんなメッセージが込められているのか、というようなことは未だにわかりません。風景とか気分とか哀しみとか、そういうものが流れていくっていうことが伝わってくるんです。 

偉大なギャツビー

「ノルウェイの森」であまりにも絶賛されているので、何度も繰り返し読んでいるんですが、実は未だに良く理解できずにいます。おそらく文化的背景がまるきり理解できないからじゃないかとも思うのですが。どうして金持ちの青年が夜ごとに盛大なパーティーを開くのが悲しい物語なのだ???なんだか私は極端にこの本に対する理解が乏しいように思われますが、でも逆になぜ分からないのだろう?という事が面白い。村上春樹氏と同じ世界を生きているのになあ。できれば誰か好きな人の解説を聞きながら読んでみたい。「女の子は馬鹿で可愛いのが一番いいのよ」という台詞は頭に残っています。 

風と共に去りぬ

人生で一番始めに読んだ本格的な小説ではないかなあ、と記憶しています。小学校の低学年くらいだったと思いますが、「私は過ぎ去るものに拘泥せずに雄々しく生きていくのだ」とおかっぱ頭で決意しました。時が流れるというのはどういうことか、というのはやっぱり時が流れてみないと理解できないものでございます。 

旅へ―新・放浪記〈1〉

自由の、どこがいけないのだろう?という真摯な言葉に胸が痛い。知的で屈強で誠実な、私の好きな人です。「日本の川を旅する」など、この他にも良い著書が沢山あります。余談ながら野田知佑氏と一緒にユーコンを下っていらっしゃる藤門弘氏と自転車旅行中にお会いした事があります。バードウオッチングにお供させて頂いて。後で野田知佑氏の本のあちこちでお名前を見かけれることに気付いてびっくりしました。なんだか失礼ばかりしてしまって恥ずかしい思い出です。 
金閣寺改版
金閣寺

熱心に読んだのは中学生の頃でした。 作品も、三島由紀夫という人も面白くって、のめり込む感じで読んでいたように思います。 どれくらい意味が分かっていたのか、と10年以上たった今になって思い返せば、言葉の端々の拾い読みをした程度だったのだろうけど。でもやっぱり夢中になる面白さだったなあ。 今ではもっと醒めた文章が好きになっています。当時は白とオレンジの表紙が鮮やかな文庫版で読んでいたのを覚えています。 
かもめ
かもめ

卒論のテーマにした思い出の一冊です。 ずっとドストエフスキーをテーマにするうtもりだったのだけど、さあ論文の準備をしよう、と言う頃になって急に「ドストはしゃべりすぎだ。もっと無口な文学と向き合いたい」なんて突如思って、この戯曲でした。チェーホフの作品はかもめより好きなものが本当はもっとあったんです。「六号室」とか「退屈な話」とか「すぐり」とか。どうしてこの「かもめ」を敢えて選んだのかって、ちゃんと理由があったんだけど、不思議なことにもう忘れてしまいました。 
人間失格
人間失格

子供の頃、家の本棚に立派な太宰治全集が幅をきかせていました。 手にとってはみるけれど、小学生の頃はやっぱり読めなかったな。 中学生になった頃から人並みに読みあさりました。 あれからしばらく読み返していないのだけど、思い出してみると「生まれてきてごめんなさい」とかね、 ずるい人ですねえ、本当に。あれは芝居気なのかしら、はたまた茶目っ気なのかしら。 今読みたいのは「トカトントン」ですかねえ。 

食べ過ぎることの意味―過食症からの解放

私が過食症だった時に、随分たくさん関係の本を読みあさったのですが、これが一番素晴らしかったです。摂食障害が治る治らない、の域を超えて、「信じるべきは自分自身なんだ」と気付くきっかけをもたらしてくれた本。過食症を経験したのは私の人生の中でもっとも貴重な経験のひとつになりました。 
パパラギ
パパラギ

レビューを見るととっても激しく賛否両論分かれる一冊です。 確かに、公平と正確を期待して読むと語り手の観点と語彙は極端すぎる印象というのも、受けます。 でも極端な言い方だからの分かりやすさ爽快さ、というのもあるので、私は面白いと思います。 時々こういう視点から物事を見直す柔軟さが、私の未来にもぜひともあって欲しいものと思います。  
存在の耐えられない軽さ
存在の耐えられない軽さ

ストーリーを全く汲み取れなくっても小説が楽しめる、というなんか変な特技があるんですが。この小説も何度か読んで好きだったのに、ストーリー自体はまるきり分からなかったんですよね。今、思い出してちょっとあらすじを調べて見たのだけど、読んでもやっぱりわかりませんでした。『「プラハの春」とその凋落の時代を背景に、ドン・ファンで優秀な外科医トマーシュと田舎娘テレザ、奔放な画家サビナが辿る、愛の悲劇」』のようなのですが。「プラハの春」って何だったっけか。・・・少し歴史のお勉強をすることに致します。・・・理解していないので下手なこと言えないのですが、抑えた哀しみとクールな語り口が好きでした。 

アンナ・カレーニナ (上巻) (文庫)

全三巻。ストーリーはとってもドラマチックで面白いし、やっぱり世界の名作です。でも正直言うと「どうしてこんなに長く書いちゃったのかなあ」とか「ひとつの物語の中に本当にこんなに色々盛り込まないといけなかったのかなあ」とか、思ってしまうのですが・・・。でも最近読み返して「トルストイってこんなに面白かったのか」と思いました。十代の頃はトルストイって問題意識足りないんじゃないの、って本気で思ってたのです。未熟な人間ってどうしてあんなに皮肉屋なんでしょうかねえ。トルストイさんに対して恥ずかしい私の青春時代。(ノラ)  




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